おでんがおいしい季節ですね。
寒い日にあつあつのおでんを、フーフーしながら食べる…想像しただけでもヨダレものです。
おでんの具と言えば、人気が高いのが大根です。
おでんの具で一番好きだという人も多いのではないでしょうか?
でも、子どもたちにとってはちょっと苦手な大根かもしれませんね。
苦味が美味しい!と思えるのは大人だけかな?
おでんを作るお母さんは、子どもたちにもおいしく食べてほしいですよね。
あの大根の苦みをとる方法を紹介します!
そもそもあの苦味成分はなんなのか?
おでんの季節に、おいしい大根について調べてみましたよ!
大根の苦味の成分って何に!?料理の時の苦みの原因は?
いつものように料理したつもりなのに、なんだか今日のおでんの大根は苦い…。
なんてことありませんか?
苦い大根だと子どもは、あまり食べてくれませんよね。
せっかく作ったのにそんな悲しいことありません。
まずは、大根の苦みについて確認しておきましょう。
大根の苦み成分は?
大根の苦みというより辛みとよく言いますが…。
子どもたちは大根を食べると「にがい!」とよく言っているかもしれませんね。
その苦みや辛みの成分はいったい何なのでしょうか?!
あまり聞きなれないかもしれませんが、大根の苦み成分はアリルイソチオシアネートという成分のせいなのです。
なんだか舌をかみそうな、ちょっとだけ長い成分名ですね。
そのアリルイソチオシアネートがたくさん含まれているような、辛み大根と呼ばれるものは普通の大根より苦み、辛みを感じやすいです。
でも苦い、辛いだけではないんですよ!
アリルイソチオシアネートには抗菌作用があるという、良い点もあります。
風邪予防などに良さそうな食材と言えそうですね。
大根が苦いのは料理の時のアレが原因?
もう一つ!アリルイソチオシアネートという成分についてですが、アリルイソチオシアネートは破壊されることによって苦みや辛みが増します。
破壊というと、なんだか大げさな風に聞こえますか?
料理でいうと大根を切ったり、または噛むことで苦み辛みが強くなります。
ということは、細かく包丁で切ることもそうですが一番苦くなってしまいそうな行為は?!
そうです!大根おろし!
おろしがねで、すってすってかなり細かくなってしまっています。
大根おろしってけっこう苦み辛みが強いですよね。
このアリルイソチオシアネートのせいだったというわけですね。
大根の苦味をとる方法は?大根のおでんや煮物を美味しくするコツは?
成分が大根に入っているのは、もはやしょうがないことです。
成分を取り除くなんて無理ですからね。
では、苦味をとる方法を紹介しておきましょう!
おでんや煮物の大根が今まで以上に美味しくなるかもしれませんよ!
どんな大根を選んでいますか?
まずは大根選び!
大根を美味しくするコツを知る前に、できるだけ美味しい大根を選ぶことも大事です。
ポイントは、
1、全体がツヤツヤしていて張りがあるもの
2、太くてまっすぐのもの
3、ヒゲのあとが少ないもの
4、ずっしりと重いものは水分をよく含んでいるのでおすすめ!
大根の苦みを取る方法
料理の時に、苦みを取る方法について紹介します。
その前に!大根は部分によっても苦み、辛みの度合いが違うんですよ。
大根の下の方は苦みが強くて、上のほうが甘い大根になっています。
おでんや煮物を作る時は、甘い大根のほうがいいですよね!
料理をする前に大根のどの部分を使うかということも、考えて作りましょう。
(下準備をしっかりする)
・皮を分厚くむく
・味が染み込みやすいように面取りをする
・隠し包丁でさらに味が染み込むようにする
分厚く皮をむくというのは、もったいなくて抵抗があるかもしれませんね。
でも苦みをとりのぞきたいなら、大根の輪郭部分にある苦み成分を出来るだけ取っておけばいいのです。
そういう人は、分厚く切った皮は他の料理に使ってみましょう!
野菜炒めに、パパっと一緒に炒めちゃってもいいですし、大根のきんぴらもおすすめです。
面取りは、その分出汁にあたる部分も増えるので味が染み込みやすくなります。
隠し包丁もそうですね。
切り込みを入れたところから味が染み込んでいきます。
面倒くさいとおもうかもしれませんが、下準備をしっかりしておくことでおいしい大根が出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大根の苦み成分についてと、苦みを取る方法について紹介しました。
煮物やおでんが美味しい季節ですから、大根は苦いし子どもも食べないから作れないなんて言ってないで工夫一つです。
面倒くさいこともあるかもしれませんが、ひと手間加えることで味がかわるのなら家族みんなのために頑張ってみませんか?!
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