ビジネス文書や仕事上のメールなどでよく目にする「ご査収ください」。
実際、どういう意味なのかよく分からずに使っているという人も多いのではないでしょうか?
また、どのように返事や返信したら良いのか?
なんとなく定型文として毎回使っているけど、特に気にしていないという人もいるでしょう。
今回は「ご査収ください。」について意味と使い方や返事のやり方についてチェックしておきましょう!
また、「確認してください。」との違いは何なのか?についても紹介します。
「ご査収ください」の返事やメールの返信の書き方!
「ご査収ください」の返事・返答・返信のやり方
「ご査収ください」と書かれたメールに添付された資料を確認したら、そのことが分かるような返信をするのが大事です。
例1:見積書を拝受いたしました。
特に問題ございませんでした。
ご送付いただきありがとうございました
例2:拝見いたしました。
大変分かりやすい内容でいただき、ありがとうございました。
問題ございませんので、今後ともよろしくお願いいたします。
しっかりと見ましたよ!確認してOKですよ!ということが伝わるような返事のしかたが必要ですね。
ポイント①
連絡をしてもらったことに感謝の気持ちを伝える言葉をいれるようにする。
ポイント②
「拝受」や「拝見」などの丁寧語を使ってしっかりと書くにしたことが分かるようにする。
現実は、あまり丁寧なやり取りをビジネスシーンでやっている人は少ないようです。
しかし、みんな適当だから自分も適当でいいというふうにせず細かいことかもしれませんがビジネスマナーが身についているということをアピール出来る場面かもしれません。
面倒くさがらずに、丁寧に返信するようにしてくださいね!
「ご査収ください」の意味と正しい使い方
「ご査収ください」をどういう意味なのかよく分からずに使っていませんか?
もう一度、正しい意味や使い方をチェックしておきましょう!!
「ご査収ください」の意味
ご査収(ごさしゅう)とは“内容をよく確認してからお受け取りください”という意味です。
詳しく見ていくと、ご査収の“ご”は尊敬語になっています。
取引相手など目上の人への言葉ですね。
ご査収の“査”は、検査の“査”なので検査するとかよく見て調べるという意味になります。
ご査収の“収”は、収める(おさめる)とか取り入れるという意味です。
「ご査収ください」の使い方は?
ビジネスシーンで使っている言葉ではありますが、具体的にどんなシーンで使うのか、チェックしておきましょう。
使い方としては、請求書や契約書などの相手の確認が必要で、それをしてもらわなければ不都合やトラブルになってしまうかもしれない時に使います。
要は内容を確認しておいてもらってからじゃないと、先にすすむことのできない案件のやり取りをする時ということです。
例1:請求書を送付いたしました。
なにとぞ「ご査収」のほどお願い申し上げます。
例2:メールにて資料を添付いたしました。
「ご査収」のほどをよろしくお願いいたします。
どちらも確認してほしい事項があって、それを見てほしいことを伝えています。
そして「ご査収ください」は直接話をする時には使いません。
文章にする時に使うものなので、実際の会話で使うと違和感があります。
ビジネス用語だと思って、実際に会って会話する時に使うと恥をかいちゃうかも?!
査収と確認の違いって何?
もっと簡単な言葉として、「ご確認ください」ではダメなのか?
これは、意味合いが少し違ってくるというか使う状況が違うので使い分けが必要です。
「ご査収」はすでに紹介した意味のところで、“内容をよく確認してからお受け取りください”と説明しました。
これは見てほしいデータや書類があった時に使います。
データや書類を見て、調べて、確認して…そういうことをした上で返信がほしいと相手は言っているようなものなのです。
ただ書類やメールを見ておいてほしい!というだけなら確認で大丈夫でしょう。
まとめ
ビジネスシーンでよく使われる「ご査収ください。」について紹介しました。
あまり気にせず、何となく使っていた言葉にもちゃんと意味があります。
意味を理解した上で使うようにすれば、ちょっと仕事のレベルが上がったように感じませんか?!
間違った場面で使っていたかもしれない言葉なので、今後仕事の上でのやり時に気をつけてみてください!
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